Gopro Hero 10 BLACK ファーストインプレッション
First impression
今回は新しく2021/9/16に発表／発売されたGoPro 10のご紹介です。たくさんのYOUTUBERさんがレビュー動画やHero 9との比較動画をアップしていますが、その真相やいかに。。。
ビギナー向けの簡単な設定方法や、撮影動画は下記のYOUTUBEでご覧下さい。
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変更点
主な変更点は解像度が若干ＵＰしたこと。2000万画素から 2300万画素へ、動画は5Kから5.3Kになりました。HyperSmoothが3.0から4.0へバージョンアップ。さらにProcesserがGP1からGP2へアップグレードしました。
改善されたこと
これによって前機種Hero 9から比べると、下記が改善されました。
・起動時間の短縮。
・背面タッチパネルの操作性改善（いまだに難ありですが。。。）
・手振れ補正の強化（特に水平維持）
・夜間のHDR撮影の強化（これは微増レベル）
・他にも撮影できる画角とfpsの選択肢が少しアップしているようです。
＜上記の変更点に関わらないグレードアップによる改善点＞
・レンズの表面加工が変わったことによりカメラに写りこむ光の反射（フレア）の現象が減った事と撥水効果が加わった。
・撮影のカラーモードが2種類から3種類に増えて、ナチュラルにすれば自然な感じの色合いを表現してくれ、撮って出しのビギナーユースにはとても良い。
出来なくなったこと
・音声による電源のＯＮ／ＯＦＦ
※バッテリーの容量がHero 9と同じなので、待機時間を無くしバッテリーの延命を計るためだと思われます。まぁ、あまり必要ないというか、録画ボタンを押せばすぐスタートできるし、自撮りするときには画角を決めるのに数秒しか使用しない部分だと思うので、正直無くても問題無いレベルだと思われます。
・ＰＣ接続？
Hero 9ではUSB-Cで直接PC接続出来ていたようですが、Hero 10では「接続」の部分にそれらの項目がありません。今後、ファームウェアの更新でできるのかもしれませんが現時点ではアプリ「QUIC」を経由してのクラウド接続か、SDでの移動になるかと思います。
※10/2時点での情報、未確認です
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ダメダメな所
・バッテリーの持ちが悪い
ProcesserのバージョンアップとHyperSmoothの向上により、やはり使用電力の多さからかみるみるパーセンテージが落ちていく。予備バッテリー付きのセット買えば良かった。。。
・やはり防水機能が仇となっているのか、熱の処理が追いつかない。
60fps～240fpsとHyperSmoothを多用する長回しするには適していないカメラだと思う。屋外で使用する事を前提にしたアクションカムなのに、少々致命的かも。
他のYOUTUBERさんの検証動画などを見ると、HyperSmoothを有効にした4Ｋでは30分程度の録画時間が限界かと思われる。直射日光があたっていると5分程度で録画停止される事もありそう。
まぁ、アンドロイドのスマホでも熱暴走で5分程度で撮影が一時ストップってあるあるですが。。。もう少し何とかして欲しいのが本音です。
・USB-Cは良いのだけれど、バッテリーの蓋を開けないと充電ができない。
これも防水機能の弊害だと思われ、いちいち蓋を開けて充電が必要。また公式サイトでのバッテリー購入が、海外発送のため出来ない。そのため予備バッテリーが欲しい方は、セットで購入される事をオススメ致します。
私はそれに気づかずセット購入しそこねて、結局セット内容と同じ三脚（ショーティー）やクリップのトラベルキット、さらにサイドドアを後から別途購入することになり、バッテリー1個分少し損した気分。
ただ、公式で販売しているサイドドアは一度使うと便利。USB-Cでそのまま差して充電できるし、少しだけ水に強い工夫がされている。どっぷり水に沈めることは出来ないけれど、ある程度は防水性を保つことが出来そう。そんなに水中にがっつり入れて撮影する事無いしね。
＜画質について＞
2.7K動画が2K動画とほぼ同じ解像度な気がします。なぜ？
明るいところでも草や地面、細部などが潰れて表現できていない感じ。
4K60fpsで撮影した昼閒動画は割とキレイに撮れているので、海／山／海外旅行には小型で取り扱いしやすくとても便利かと思います。ただ暑いところで長回しできないので、要所要所でピンポイントの撮影には向いてますが、定点カメラや車載には向いていないかも。
5.3Kに至っては動画サイズもかなり大きくなり、4Ｋより若干キレイではありますが、差はさほどでも無くあまり実用的では無い感じですね。山の頂上からの景色とか、夕焼けを数十秒撮影するとか、「ここぞっ！」という時にしか使えないかもしれません。編集ソフトやＰＣ環境にもよりますが結構扱いづらいかもしれません。
夜の撮影は正直不向きです。それなりに写るけど、HyperSmoothも残念な結果に。
昼閒撮影前提のアクションカムだから仕方ないけど、Ｆ値を良くするなど今後のレンズの改良を期待します。
＜総評＞
ビギナーには簡単に撮影できて、スマホアプリで編集もできるしとっても便利なお買い物かと思います。でも中級から上級者には画質が物足りないかもしれません。またHero 9の発売時にはサブスク含めて4.3万円で購入出来たものが、今では同じ条件で5.4万円。ちょっと値上げしすぎじゃ無い？
中華製のアクションカムが5～8000円程度で販売をはじめており、中華製は性能が追いつてきていないとは言え、ちとコスパが良くないグッズになったかな。
4万円中盤のアクションカムなら許されるけど、5万円を超える価格帯になるとミラーレス一眼カメラや、dji Pocket 2などのジンバルカメラなど別の選択肢が見えてくるのでは無いでしょうか。dji Pocket 2の暗所撮影の良さがとても気になるし！
しかしながら私のようなビギナーには満足感を十分得られる商品ですので、今後はYOUTUBE動画などで杏子の撮影に使用して、使い倒して行こうと思います。
